食品安全情報blog過去記事

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宿敵がアシカに新しい脅威

Old Foe Poses New Threat to Sea Lions
17 February 2006
http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2006/217/2?etoc
藻類の持つ微量の毒素がこれまで考えられているより野生動物に対する毒性が高いことを示唆する新しい知見が、シーフードによるヒト健康リスクへの新しい懸念を引き起こす。
過去5年間に研究者は約1000体のドーモイ酸による海棲生物の死亡を観察してきた。主にカリフォルニアのアシカで、アシカは海藻を食べたアンチョビやサーディンを食べている。科学者はアザラシの体に入った毒素は高濃度でのみ致死的であると考えてきた。
AAAS年次会合で発表された研究では、低濃度長期暴露が生殖への悪影響と脳傷害を誘発することが示された。データはMarine Mammal Scienceの4月号に発表される。
研究者等はヒトに対するドーモイ酸の低用量長期影響について調べるべきだと主張している。


FAO