食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ニュージーランドトータルダイエットサーベイ報告書発表

New Zealand Total Diet Survey report released
24 February 2006
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2006-02-24.htm
NZFSAは2003-4TDS最終報告書を発表した。
この調査は5-6年ごとに行われている4年間プロジェクトで、典型的ニュージーランド人の食事で食べられている120以上の食品を調査して残留農薬や汚染物質(ヒ素カドミウム・鉛・水銀)、栄養成分(ヨウ素・鉄・セレン・ナトリウム)濃度を測定するものである。この結果からニュージーランド人の食事由来の暴露を垣間見ることができる。今回の報告書の主なポイントは
・検査数は個別に20万件であるが検出された残留農薬は997で全てADI以下であった。
ニュージーランド人の鉛暴露量は世界でも低い方である。1996年の無鉛ガソリン導入以来全体的に鉛暴露量は減少している。
ニュージーランド人の総汚染物質暴露量は低い。
・平均してニュージーランド人の食事は塩分が多くヨウ素が少ない。
・ 25才以上の女性の鉄分摂取量が推奨量の約半分である。
報告書全文は以下から
New Zealand Total Diet Survey
http://www.nzfsa.govt.nz/science/research-projects/total-diet-survey/index.htm
データと報告書、要約がダウンロードできる。


FDA 米国