食品安全情報blog過去記事

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ニューヨークのヘッドスタートプログラムの子どもの4人に1人は2才で肥満

1 IN 4 KIDS IN CITY HEAD START PROGRAMS IS OBESE BY AGE 2
April 5, 2006
http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2006/pr020-06.shtml
ニューヨークの低所得層の子どもの肥満が深刻であるとして、子どもたちの保護者向けに以下の助言を行っている
・子どもは毎日1時間は運動する
・1時間以上テレビやゲームをさせない。2才以下の子どもにはTVは見せない
・子どもには体に見合った小さなサイズの食事を与える
・ 1-6才までの子どもは水と牛乳と100%ジュース以外は飲んではいけない。100%ジュースも1日6オンス(170ml)まで、また牛乳は2才以上は低脂肪に切り替える
・ 家庭では果物や野菜を含む健康的な食事を準備する
・ ジャンクフードや甘いものやファストフードを食べる回数は少なくする(週一回まで)
・ TVを見ながら食べない
報告書
小さい子どもの肥満
Obesity in Early Childhood:
http://www.nyc.gov/html/doh/downloads/pdf/survey/survey-2006childobesity.pdf
子どもの肥満は成人の肥満につながりやすい。成人の肥満は高血圧や高コレステロール、心疾患、ガンと関連する。
全米では6-11才の子どもの肥満率は1980年は7%だったのが2002年には16%に増加している。ニューヨークでは2003年に幼稚園の子どもの21%が肥満だった。
2004年10月にヘッドスタートプログラムに参加している子どもたちの記録を調査したところ、40%以上が過体重又は肥満(肥満27%、過体重15%)であった。過小体重は5%だった。
注:ヘッド・スタート・プログラム 米国の育児支援施策の一つ。就学前の低所得家庭の幼児に支援を行っている



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