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FSAはナノテクノロジーに関するコメントを募集

FSA seeks comments on nanotechnologies
Wednesday 24 May 2006
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/may/nanoreview
FSAは食品製造におけるナノテクノロジー使用に関する報告書案を作成した。この報告書案は食品へのナノテクノロジーの使用とナノ物質の存在の可能性をレビューし、リスクアセスメントや規制上の間隙の可能性について同定することを目的としたものである。
ナノテクノロジーとはナノメートルスケールの物質や構造を作ったり使用したりすることを取り巻く幅広い用語である。1ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1である。
ナノテクノロジーの使用例は食品に限らず多数有る。王立学会によるナノ物質の定義は少なくとも1次元が100 nm以下のものとされる。この定義は全ての次元で100 nm以下のナノ粒子の他、超薄膜や管、針金様構造にも適用される。
近年の技術の進歩により、食品にナノ粒子が使用される可能性が出てきた。より詳細には既存成分と全く新規の化学構造の二種類に分類できる。
FSAは現在英国で販売されている食品にナノ粒子などのナノ物質が使用されている例を知らない。
FSAのレビューは現行の規制がこれら新規技術の使用に関連するリスクから人々や環境を守るために適切であるかどうかを評価した。他の政府機関も同様のレビューを行っており、それらは規制の間隙の全体評価の一部として科学革新局(以前の科学技術局)によりまとめられる。
FSAのレビュー案については2006年7月14日までパブリックコメントを募集する。
案とコメント提出方法については以下から。
http://www.food.gov.uk/Consultations/ukwideconsults/2006/nanotech


Environment Agency 英国環境局