食品安全情報blog過去記事

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抗生物質耐性に関する報告書

http://www.afssa.fr/Object.asp?IdObj=35824&Pge=0&CCH=060629181631:26:4&cwSID=A9F484B7BD04467FA76548F9D2D8F689&AID=0
動物に抗生物質を使用することと耐性菌とヒト健康影響
2003年2月にAFSSAは、動物の飼料や治療用に抗生物質を使用することによる耐性菌の発生による消費者のリスクについて諮問された。その後5年以上に渡り作業を進めてきた。
報告書本文 フランス語
http://www.afssa.fr/ftp/afssa/35821-35822.pdf
PDF 214ページ
第一部 抗生物質の使用
I. 動物において抗生物質が使用できる状況
II. 問題となっている抗生物質
III. 抗生物質の使用状況を調べる方法やツール
IV. 使用されている抗生物質の量
V. クリティカルポイント
VI. 要約及び勧告
VII. 文献
第二部 動物の抗生物質耐性菌における抗生物質使用の影響
I. 細菌の抗生物質耐性の定義
II. 畜産における抗生物質耐性のフォローアップ
III. 動物の抗生物質耐性菌における抗生物質使用の影響
IV. 環境影響
V.  要約及び勧告
VI.文献
第三部 耐性のヒトへの拡散と公衆衛生上の問題
I. 細菌の抗生物質耐性が公衆衛生上問題となるか?
II. 動物病原体からヒト病原体に耐性遺伝子が移行したという根拠はあるか?
III. 動物の細菌の抗生物質耐性がヒトに伝わったと結論できる疫学研究はあるか?
IV. ヒトや動物にとって「重要な」抗生物質を明確に定義する必要はあるか?
V. 要約と勧告
VI. 文献

定量的リスク評価をするにはデータが足りないので研究やデータ収集を推進するよう薦めている。
資料はたくさん提示されている。例えばp172-176
ヒト治療用又は動物用に1999-2003年の間に一度でも販売されたことのある抗生物質が有効成分毎の表で示されている。



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