Decisions, Decisions: Dealing with All the Food and Health Warnings
July 26, 2006
http://www.acsh.org/factsfears/newsID.813/news_detail.asp
ワシントンポスト2006年7月19日掲載のCandy Sagonの記事は、究極の買い物客の板挟み−何を食べたらいいのか、何を根拠に決断すればいいのか−についての素晴らしい描写になっている。Ms. Sagonは「何を食べたり飲んだりすべきかを選ぶのは困難な作業になった」と書いている。消費者は残留農薬や食肉やミルクのホルモンについて警告され、魚を食べるように薦められると同時に魚に水銀やPCBがあるから食べるなと言われる。実際飢えるしかないのかと思われる。
しかしMs. Sagonの言っていないことは、こうした多くの警告のほとんどが「自己中心的な活動家集団」によるものだということである。
*Candy Sagonの記事
タイトルは「食べるものはあるの?」
全てのことが倫理的にか、栄養学的にか、環境にとって間違っているように思われる。
卵一つとっても、心臓に良いオメガ3卵がいいのか、大規模オーガニック農場の卵が良いのか、近くの小さな農場の放し飼いの鶏の卵が良いのか、植物餌だけで育てた赤玉が良いのか、でもお金もないし、と悩む。商品を選ぶ場合には、味や値段だけではなく、健康に良いか、動物を虐待していないか、地元産かどうか、オーガニックかどうか、地球に優しいかどうか、児童労働者を酷使して作ったものではないかどうか考えないといけない。しかも悪いことに答えはいつも相反する・・というような内容。
この記事では倫理的問題を第一優先とする、と答えるArthur Caplan氏の「もしダルフールにいたなら、我々の「何を食べたらいい?」という質問への答えは「みつかるもの全て」になるだろう」という答えで締めくくっている。