食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

アルツハイマー治療薬が神経剤や農薬中毒治療に使える

Alzheimer's medication shows promise in treating nerve agent and pesticide poisoning
7-Aug-2006
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-08/uomm-ams080406.php
軽度から中程度のアルツハイマー病治療用に使用されている薬物が、神経剤やある種の殺虫剤から人々を守るために使えるかもしれない。PNASのオンライン版に発表された論文によれば、ガランタミンが神経剤の解毒剤として使用できるかもしれない。
Edson X. Albuquerque博士によると、ガランタミン投与した動物はその後致死量のソマンやサリンに暴露されても死亡せず、神経剤による典型的症状である痙攣や呼吸困難を示さなかった。一方標準治療法であるアトロピンとベンゾジアゼピン処理群は死亡した。
致死量のソマンとパラオキソンに暴露された5分後にアトロピンとガランタミンで治療した場合、副作用なしで生存できた。
PNASサイトにはまだのようだ