食品安全情報blog過去記事

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K-8(中学生)の科学的理解力を高めるためには大きな変更が必要である

MAJOR CHANGES NEEDED TO BOOST K-8 SCIENCE ACHIEVEMENT
Sept. 21, 2006
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=11625
NRCの新しい報告書によれば、幼稚園から8年生(中学生相当)までの米国の学校における科学教育を改善するために、大きな改革が必要である。ここ十数年の教育改革の努力にもかかわらず科学的理解能力の改善は僅かであり、改革の必要は明らかである。
科学的素養がある、というのは科学的考え方を理解すると同時に科学的実践ができるということである。科学的であるということは単に事実を暗唱できたり実験ができたりするということではない。現在の教え方では生徒が科学技術分野で働いたり代替燃料や鳥インフルエンザ地球温暖化問題を考えたりするのに十分ではない。
熟練すべき4つのこととして、一つは生徒は自然界の科学的説明を知り、利用し、解釈する必要がある。二つめは生徒は科学的根拠や説明を提示したり評価したりできなければならない。三つ目には生徒は科学的知識とはどういうものでどうやって発展していくものかを理解しなければならない。最後に生徒の課題としては科学的協力や議論への積極的参加を含むべきである。
子ども達は単純にしか考えられないという見解は時代遅れである。子ども達は高度に洗練された思考ができる。
報告書全文
Taking Science to School: Learning and Teaching Science in Grades K-8
http://www.nap.edu/catalog/11625.html#toc


(食べ物じゃない話の方が多いけど)