食品安全情報blog過去記事

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フィリピン保健省ニュースクリップ

2006年9月26日
http://www.doh.gov.ph/news/09262006.pdf
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保健省はデング熱代替療法に警告
DOH warns vs alternative treatment for dengue
保健省はデング熱の治療にいわゆる「魔法の水」のような成分の評価がなされていない代替療法を使用しないよう警告した。デング熱の魔法の治療方法はない。病院は治療ガイドラインを守り、代替医療を薦めたりしないように。
保健省は「魔法の水」やパパイヤの葉抽出物や各種ハーブなどがデング熱治療用として市販されている状況を鑑みて上記声明を発表した。
1月1日から9月16日までにデング熱の発症件数は16,932症例である。


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キャッサバで子ども4人死亡
Cassava kills 4 kids
マニラから15キロ離れたBatoの街で、3-15才の子ども4人がキャッサバ中毒で死亡した。
9月25日朝7時、Elena Valenzuelaは朝食用にキャッサバを調理した。水をくみに出かける前に彼女は子ども達に台所にキャッサバがあると伝えた。父親は既に出かけていて留守だった。彼女が帰宅したとき、4人の子ども達が嘔吐していた。月曜日の朝だったので、年長の子どもが学校に遅刻するのを恐れてまだ調理が完全ではないキャッサバをポットから取り出して食べたようである。もう1人の1才過ぎの子どもだけが食べずに生き残った。
Elenaは数分後に2人、3時間後に2人の子どもが死んでいくのをただ見ているしかなかった。子ども達を病院に連れて行く手段がないのである。夫婦はお金がないので埋葬のための資金援助が必要であると語り、政府は5000ペソを援助する予定である。



EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より