食品安全情報blog過去記事

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政府は食品中のトランス脂肪を削減する取り組みを支持する

Government Supports Initiatives to Reduce Trans Fats in Food
24 October 2006
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/mediareleases/mediareleases2006/honchristopherpynemp3389.cfm
保健省政務次官Christopher Pyneは、オーストラリアで販売されている食品中のトランス脂肪を削減することを目的としたトランス脂肪に対する全国協調National Collaboration on Trans Fatsの設立を発表した。オーストラリア心臓財団、オーストラリア栄養士会、オーストラリア食料品店協議会、FSANZがこの取り組みを先導する。
FSANZは現在オーストラリア人及びニュージーランド人のトランス脂肪摂取量推定を行っている。この結果に基づき健康リスクを評価する予定である。
予備的知見では、現状のトランス脂肪酸摂取量は直ちに政府の規制による介入が必要なレベルではないが、消費者のこの問題に対する関心が高まっているため、政府はこうした機関との協調の機会を歓迎する。
食事モデル研究からFSANZはオーストラリア人のトランス脂肪は比較的低いことがわかっている。トランス脂肪酸摂取量が低い理由の一つは、ここ数年の食品企業による先を見越した対応である。Pyne氏は、食品製造業者やファストフード企業が既にトランス脂肪酸削減のための対応を行っていることを喜んでいる。トランス脂肪に対する全国協調はその対応をさらに拡大させる機会となる。
製造業者には、「コレステロールを含まない」又は「飽和脂肪が少ない」と表示した製品については栄養表示にトランス脂肪酸を表記しなければならない。