食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

CFIAは化学処理した木材を家畜飼料や動物の近くで使用しないよう助言

CFIA Advises Not to Use Chemically-Treated Wood Near Livestock Feed and Animals
2007-02-12
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/feebet/ind/20070212e.shtml
CFIAはカナダの畜産業者に対して、肉やミルクや卵などの動物産物に化学物質が移行する可能性があるため、化学処理した木材製品を家畜飼料や動物の近くで使用しないよう助言する。
CFIAの残留汚染物質モニタリング計画の一環として、ブリティッシュコロンビアの二つの酪農場由来の生乳からバックグラウンドレベルより高いダイオキシンが検出された。検出された量は直ちに健康に影響するようなものではない。しかしながら汚染源の追跡が必要であった。調査の結果、ある種のサイレージ貯蔵庫に使用されている化学処理された木材がダイオキシン源である可能性が示された。ペンタクロロフェノールPCP)などの化学物質で処理した木材に触れると家畜飼料中ダイオキシン濃度が高くなり、それが動物由来製品に移行する。
生産業者は家畜飼料が化学処理された木材と直接接触するようなところに貯蔵されていないことを確認すべきである。家畜も床材のおがくずや削りくずを含めて化学処理された木材と接触しないようにすべきである。少なくともこうした木材でできたサイロはプラスチックの防水シートや非処理木材で覆うべきである。化学処理した木材を取り扱うのに使用した手袋は適切な方法で廃棄すべきである。