食品安全情報blog過去記事

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米国でミツバチが急速に減少

Honeybees Decline Sharply in U.S.
March 8
http://www.nationalacademies.org/headlines/20070308.html
全米で養蜂業者から30-70%のミツバチの巣が失われたと報告されている。専門家はこの、ミツバチが集団で巣を離れて帰ってこない現象を「コロニー崩壊疾患colony collapse disorder」と呼んでいる。専門家はこの原因を最近のミツバチのストレスと関連していると考えている。
オフシーズンの短い、より効率的なミツバチを育てる努力の結果、ミツバチの、巣がダニや真菌に感染した際のウイルスへの免疫系を弱めた。さらに養蜂家は受粉期にミツバチに十分な場所を確保するのが難しくなってきたと報告している。研究者はこうした問題がミツバチの健康と集団サイズを損なっていると考えている。
ミツバチは植物の受粉に重要な役割を果たし、ミツバチが減ることは作物が減ることを意味する。
NRCは一部の受粉媒介者集団の減少と対策について述べた新しい報告書Status of Pollinators in North Americaを発表した。
http://books.nap.edu/catalog.php?record_id=11761
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