食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

「半一卵性」双生児が見つかった

'Semi-identical' twins discovered
26 March 2007
http://www.nature.com/news/2007/070326/full/070326-1.html
母親由来の遺伝子は同じで父親の遺伝子が半分しか同じではない双子が見つかった。この「半一卵性」双生児は卵細胞一個に二つの精子が融合してできたものでこれまで知られていない。この双子は細胞が遺伝的に同一ではないキメラで、二つの精子の遺伝子のそれぞれがそれぞれの子どもの遺伝子に寄与している。
このような双子は非常に珍しいだろう。今回見つかったのは一人が外性器異常だったためで、「真の両性具有」だった。もう一人は解剖学的には男性である。遺伝子検査の結果、双子のそれぞれには二つのX染色体を持つ「女性細胞」とXY染色体を持つ「男性細胞」の両方がある。組織によりそれぞれの割合は異なる。現在彼らは幼児であるが正常に発育している。
Human Geneticsに報告された。