食品安全情報blog過去記事

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ヒト生殖リスク評価センター(CERHR)とSciences InternationalについてのNTPによる声明

NTP Statement on CERHR and Sciences International
March 27, 2007
http://cerhr.niehs.nih.gov/news/press/SI_Stop_Stmt.pdf
現在ビスフェノールA(BPA)のヒト健康リスクを評価しているCERHRの専門家委員会を運営や物流でサポートしているSciences International (SI)について、SIやその雇用者が業務上BPAと関連する可能性について懸念が表明されている。
SIがCERHRのBPA評価に直接影響することはないが、利害対立conflicts of interestの可能性があることからNTPはSIによるCERHRの業務内容をレビューした。
レビューの完成前、CERHRのBPA評価決定前に、NTPは信頼確保のため以下の予防的措置を執る。
1. NTPはCERHRのBPA及びその他の20物質評価の間、SIに業務中止命令をだした
2. NTPは既存のNTPの契約業者についてその業者の業務との関連を評価する作業委員会を作り、2007年7月1日までに報告する。
3. NTPは全てのこの手の請負業務に強い利害対立条項を入れる
4. NTPはBPAレビューについて4回目のパブリックコメントを追加する
レビューの結果は不明であるが、NTPはSIがその宣伝用材料に、政府の事業を受注していることが規制対象企業にとって有利であるかのようにほのめかしたことについて強く懸念している。NTPに関する限り、そのような暗示は不適切であり、そのような言い方が利害対立があると思わせるのは無理からぬことである。


官報
第二回ビスフェノールA専門家委員会会合と中間報告書案
Announcement of the Second Bisphenol A Expert Panel Meeting and Availability of Interim Draft Expert Panel Report
April 2, 2007
http://ntp.niehs.nih.gov/files/BPA2nd_72_FR_62.pdf
第二回会合は2007年5月21-23日。場所は未定。
中間報告書については4月20日までにウェブサイト
(http://cerhr.niehs.nih.gov)に掲載され、それについてパブリックコメントを受け付ける。



AVMA 米国獣医学会