食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

難分解性有機汚染物質(POPs)のバイオモニタリング

INFOSAN Information Note 2007 No. 2 - 13 Apr, Biomonitoring of Persistent Organic Pollutants (POPs)
13 April 2007
http://www.who.int/foodsafety/fs_management/No_02_POPs_Apr07_en.pdf
・ 難分解性有機汚染物質(POPs)はフードチェーンや人体に蓄積する有機塩素系化合物の一群及び関連化合物のことである。
・ これらの物質には多様な毒性があるが一部に極めて低濃度でホルモン様作用を示すのではないかという懸念がある。
・ WHOはGEMS/フードプログラムを通じてこれらの汚染物質の食品からの暴露量を測定することを各国に推奨してきた。
・ またこれらの物質による好手衛生上のリスクについて最も費用対効果の高い方法として、母乳中のPCDDs、PCDFs及びダイオキシン様PCBのバイオモニタリングを支持してきた。
・ 2004年のストックホルム条約が批准されて環境中へのこれらの物質の放出が削減されることになった。
・ WHOは、POPsの排出を削減するストックホルム条約が効果的に行われているかどうかを評価するため、母乳バイオモニタリングガイドラインを改定した。
・ 各国が第四回母乳中POPsについてのWHO協調調査に参加することを希望する。
新しいプロトコールなどは以下より
http://www.who.int/foodsafety/chem/pops/en/
2009年5月の会合に間に合うようにモニタリングを急ぐよう要請している