食品安全情報blog過去記事

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ビスフェノールA専門家委員会中間報告書案

Interim Draft Expert Panel Report
April 2007
http://cerhr.niehs.nih.gov/chemicals/bisphenol/BPA_Interim_DraftRpt.pdf
修正そのまま見える

(生殖発達毒性関連論文を個々に評価している。先のバージョンより分析も含めて判定が厳しくなったようだ。
日本の研究者の論文もたくさん取り上げられていて次々不適切(評価対象にできない)とされている。もちろん評価対象にできると判定されたものもある。
Von Saal辛うじてデータの量だけ参照できる、Ashbyのはとりあえず使える、といった具合。
結局プラスチック業界などの出資したGLP適合試験くらいしかまともな評価対象にできないということに。
GLPだからというわけではなく、毒性学のプロの仕事と、環境ホルモンバブルで参入した素人や研究費目的でやっつけでやった仕事との差。ビスフェノールAの論文を出したことがある人は見てみるといいかも・・どこが不十分かわかる。発表された論文の数に比べて、評価に使える論文の少なさが他の物質との大きな違いか。)