食品安全情報blog過去記事

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2005年は前年より残留農薬基準値超過が少なかった

01.06.2007
http://www.bvl.bund.de/DE/08__PresseInfothek/01__InfosFuerPresse/01__PI__und__HGI/Rueckstaende/Nat__Berichterst__PSM__Rueckstaende__2005.html
BVLは2005年残留農薬報告を発表した。
検査した食品の38%からは残留農薬は検出されなかった。乳幼児用食品については80%以上から検出されなかった。またMRL超過も前年の7.4%から5.8%に減った。
野菜果物に関しては、残留農薬が最も多く検出されたのはルッコラ、パプリカ、ナス、ズッキーニ、サラダ菜、桃などである。乳幼児用食品のMRL超過はなかった。
今回初めて有機農産物について別に検査した。796検体中74%から基準値以内ではあるが残留農薬が検出されている。1%からはMRLを超過する残留農薬が検出されている。
全検体の41.5%から複数の残留農薬が検出されている。複数農薬が検出される理由の一つは、異なる地域から検体を採取していることにある。また耐性獲得を避けるため有効成分の異なる農薬を使ったりすると複数農薬が検出される。
MRL超過が直ちに消費者の健康に危害があるということではない。リスクが否定できないとされたのは、2005年に検査した16000以上のうち13件だった。この13件についてはRASFFなどで情報を伝えた。
詳細情報については以下
http://www.bvl.bund.de/cln_027/nn_493682/DE/01__Lebensmittel/01__Sicherheit__Kontrollen/05__NB__PSM__Rueckstaende/01__nb__psm/nbpsm__Bericht__2005.html