食品安全情報blog過去記事

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子どもたちのテレビでの食品広告を見る量は増えていない

Children Not Seeing More Food Ads on Television
June 1, 2007
http://www.ftc.gov/opa/2007/06/childrenadsstudy.shtm
FTCは子どものTV広告暴露量研究結果を発表した。
1977年と2004年の子どものテレビ視聴に関する調査を比較した報告書。最近の子どもたちは他の番組の宣伝を見る量が増えた。
この報告書によれば、2004年の11才以下の子どもたちが見たのは
・ 全部で25,600のコマーシャル(18,300がスポンサー提供によるもの、残りの7,300は公共広告を含む他の番組の宣伝)
・ CM時間は10,700分
・ 長さは平均25秒
・ 1日に2-1/4時間又は週に16時間の広告付きテレビ番組(広告付きの番組は全体のテレビ視聴時間のうち70%)
・ 午後4時から深夜までの広告の50%以上、土曜の朝8時から正午までの広告の5%以下。
見たCMの28%が他のテレビ番組の宣伝で、食品の宣伝は22%である。他に多かったのは映画や音楽、ゲーム、おもちゃや趣味の広告である。
さらにFTCは現在食品や飲料の子どもや青少年への全てのマーケティング方法についての別の研究を行っている。この研究ではテレビのような伝統的メディアだけではなくインターネットや店内での宣伝、イベントの際の宣伝など各種を取り扱う。
報告書はこのサイトからダウンロードできる
Children's Exposure to Television Advertising in 1977 and 2004: Information for the Obesity Debate:A Bureau of Economics Staff Report (June 1, 2007)
PDF 133ページ
カラーバージョンと白黒バージョンがある