食品安全情報blog過去記事

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新しい国毎のデータが健康への環境の影響を詳細に示す

New country-by-country data show in detail the impact of environmental factors on health
13 JUNE 2007
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2007/pr30/en/index.html
WHOは環境要因の健康への影響を国毎に解析した結果を初めて発表した。このデータはおおきな不平等を示しているが、どの国においても環境汚染や労働環境での危険性、紫外線照射、騒音、農業によるリスク、気候や生態系の変動などの環境リスクを削減することで人々の健康を改善できることも示している。
この新しいデータによれば、環境を改善すれば毎年1300万人の死亡が予防できる。国によっては疾患負荷の1/3以上が環境の改善により予防できる。最も悪影響の大きい国はアンゴラブルキナファソ、マリ、アフガニスタンである。
世界の23ヶ国では10%以上の死亡がたった二つの環境リスク要因による。一つは衛生状態の悪さも含む安全でない水、そしてもう一つは固形燃料を使用した調理による室内空気の汚染である。
詳細は以下より
Environmental Burden of Disease: Country profiles http://www.who.int/quantifying_ehimpacts/countryprofiles/en/index.html
日本は
http://www.who.int/quantifying_ehimpacts/national/countryprofile/japan.pdf
先進国のリスクはほぼ屋外のPM10のみ