食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

室内空気のリスク評価に関する意見

健康と環境リスクに関する科学委員会SCHER
Risk assessment: Scientific Committee on Health and Environmental Risks Opinion on risk assessment on indoor air quality
13-06-2007
http://ec.europa.eu/health/ph_risk/committees/04_scher/docs/scher_o_055.pdf
室内空気による健康リスクについて、ハザードとして化学物質・ラドン粒子状物質・微生物・ペットや害虫・湿度・換気・温度を挙げ、それぞれについて現在の知見をまとめてある。懸念のある化学物質としてはホルムアルデヒド一酸化炭素・二酸化窒素・ベンゼン・ナフタレン・煙草の煙・ラドン・鉛・有機リン系殺虫剤などを挙げている。
室内には健康に影響がある可能性のある900以上の化学物質や粒子や生物由来物質が存在し、屋外より濃度が高く人々が過ごす時間も長い。SCHERは屋外での大気中濃度と健康影響に関する研究は室内での暴露についても考慮する必要があるとしている。喫煙、キャンドル、建材、家具、ペット、家庭用品の使用、カビなど、発生源として知られているものは評価すべきである。