食品安全情報blog過去記事

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牛肉及び肉製品中残留ホルモンに関するCONTAMパネルの意見

Opinion of the Scientific Panel CONTAM related to hormone residues in bovine meat and meat products
18 July 2007
http://www.efsa.europa.eu/en/science/contam/contam_opinions/ej510_hormone.html
テストステロン、プロゲステロン、トレンボロン酢酸、ゼラノール、メレンゲトロール酢酸について2002年から2007年の最初の月までのデータを検討した。
ステロイドホルモンの複雑な作用メカニズムは科学的に解明されていない。新しい分析法はできているが実際にホルモン剤を使用した動物の組織での量や種類に関するデータはない。現時点では、食肉中の残留ホルモンによるかどうかは不明であるが赤身肉を食べる量とある種のホルモン依存性ガンの関連が示されている。
CONTAMパネルは新しいデータにはリスク同定に役立つ定量的情報がないため、先のSCVPHによる意見を改定する必要はないと結論した。