食品安全情報blog過去記事

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ナチュラルヘルス製品/薬品の副作用は過小に報告されている

Adverse reactions of natural health products/drugs under-reported, study shows
20-Jul-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-07/uoa-aro072007.php
The Annals of Pharmacotherapyの今月号に発表されたヘルスカナダとトロント大学アルバータ大学の共同研究によれば、ナチュラルヘルス製品の副作用は過少に報告されているためそのリスクが過小に見積もられている。
文献調査と132の薬局の調査を行ったところ、副作用の疑いのある患者に遭遇したことがあるのは47%であるがそれをヘルスカナダに報告したのはわずか1.5%であった。一方処方薬や非処方薬(OTC)については薬局の19%が副作用報告を行っていた。
また薬剤師はナチュラルヘルス製品の使用について1日あたり最大30分、患者の相談を受けているが、製品を買った患者の推定5%しか医薬品との相互作用について質問しない。一般人はナチュラルヘルス製品がリスクがあると思っていない。