食品安全情報blog過去記事

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論文]目視によるスクリーニングが子宮頸ガン抑制に有効

Visual inspection screening method is effective in reducing cervical
cancer, says IARC
03 August 2007
http://www.iarc.fr/ENG/Press_Releases/pr179a.html
The Lancet に発表されたIARCとインドの科学者による報告によれば、目視によるスクリーニングが子宮頸ガンを減らすのに有効である。
子宮頸ガンは資源の乏しい国の女性に多いガンで、世界の子宮頸ガンの85%は途上国で見つかっている。最近HPV感染予防のための新しいワクチンが開発されたが、発症頻度が下がる前の早期発見にはスクリーニングが必要である。パパニコロー塗抹試験が有効であることは知られているが、資源の限られた地域では採用できない。より現実的な方法として4%酢酸を用いる目視法が有効であるこ とを大規模無作為化試験で明らかにした。