食品安全情報blog過去記事

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NZFSAは食品検査の結果を発表

NZFSA releases results of food testing
15 August 2007
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2007/residue-results-august-2007.htm
NZFSAは最近のモニタリング及びサーベイランス計画の包括的一連の結果を発表した。ニュージーランドの食品は食べても安全であることが示された。
NZFSA次長のGlen Nealは、この結果は、安全で適切な食品を供給するために農家や養殖業者や輸入業者が法を守り続けていることを示している、と述べた。
残留物質の量が最も多いと思われるところを集中的に検査しているにもかかわらず、輸入食品に一件違反が見つかっただけである。いずれも健康にリスクとはならない。
輸入食品については消費者の懸念の大きい二つの項目についての調査結果を含む。一つは米国でのペットの死亡と関連した植物蛋白質の汚染、もう一つは中国産養殖水産物である。
最近の米国でのペットの死亡後、ペットフード製造用の植物蛋白質に汚染がある疑いが生じた。ニュージーランドでは中国から輸入されている製品は極めて少ないが、15検体を検査した結果メラミンもシアヌル酸も検出されなかった。
中国産養殖魚については31のエビやウナギやコイやアンチョビなどの缶詰や冷凍品などを検査した。トリフェニルメタン色素系の抗生物質6種類とニトロフラン代謝物9種が検出された。これらのうち最も高濃度だったのは0.058 mg/kgと非常に低く健康にリスクとはならない。実際ほとんどのものは検出限界ぎりぎりであった。


食品残留物質サーベイランス計画
Food Residues Surveillance Programme
http://www.nzfsa.govt.nz/science/research-projects/food-residues-surveillance-programme/index.htm
2007年の結果はエクセルとPDFで提供されている
(PDFファイルは小さい字)


乳製品残留物質モニタリング計画
Dairy Residue Monitoring Programme
http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/food-safety-topics/chemicals-in-food/residues-in-food/dairy-residue-monitoring-programme.htm
やけにあっさりした結果。検査した件数だけで全部でMRL超過はゼロとある。


ペットフードのメラミンとシアヌル酸検査
Petfood tested for Melamine and Cyanuric acid
http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/food-safety-topics/chemicals-in-food/residues-in-food/consumer-research/melamine-results-to-23_7_07.htm
中国産製品15検体の検査の結果、いずれも検出されていない。