食品安全情報blog過去記事

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ヘルスカナダはセリアック病と診断された患者の食事に純粋なオート麦を使うことについての立場を表明

Health Canada has released its position on the introduction of pure oats into the diet of individuals diagnosed with Celiac Disease
August 10, 2007
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/2007/2007_97_e.html
ヘルスカナダは、セリアック病患者に対する、ライ麦や小麦やオオムギの混入がない純粋なオート麦の安全性に関する最近の科学的研究の評価を完了した。ほとんどの最近の科学的研究はセリアック病患者が限られた量のオート麦には耐えられることを示唆している。これらの研究は、セリアック病患者の食品選択肢を広げるためグルテンフリー食にオート麦を加えることへの関心を増加させている。
しかしながらヘルスカナダは一部のセリアック病患者は純粋オート麦でも許容できない可能性があり、さらに長期摂取に関する情報が限られているため、セリアック病患者は純粋オート麦を食べる場合には医師に相談して適切なフォローアップを受けるよう助言する。
セリアック病は小腸上皮がグルテンで傷害される遺伝性の疾患である。現在この疾患の管理には生涯にわたるグルテンの忌避のみが有効な方法である。
評価の詳細については以下。
Celiac Disease and the Safety of Oats
http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/securit/allerg/cel-coe/oats_cd-avoine_e.html