食品安全情報blog過去記事

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FDAは母乳を与えている母親にコデインを使用することについて警告

FDA Warning on Codeine Use by Nursing Mothers
August 17, 2007
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2007/NEW01685.html
医学雑誌が生後13日の母乳で育っている乳児がモルヒネの過剰により死亡したとの報告を掲載したことから、FDAは入手できる情報をレビューした。この母親は会陰切開術の痛み止めとしてコデインを少量投与されていたが、母乳中のモルヒネ濃度は異常に高かった。遺伝子検査の結果、彼女がコデインの超高速代謝者であることがわかった。
コデインを含む製品を授乳中の母親に処方する場合には必要最小用量を最小期
間にすべきである。また授乳中の母親はどのようなものでもコデイン含有製品を使用する場合には医師に相談すべきである。
コデインは咳止めや痛み止めなどの処方薬や市販薬に含まれる。体内では一部がモルヒネに変換されるが、一部の人々は遺伝的により高速により完全にコデインモルヒネ代謝する。このような超高速代謝者は血中モルヒネ濃度が通常より高くなりやすい。