食品安全情報blog過去記事

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アスパルテーム

Aspartame
August 2007
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/hot-topics/aspartame/index.htm
アスパルテームに関する話題を独立して取り上げるサイトを作った
これまでのメディアへの文書などをまとめてある。


FAQ
Aspartame
http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/food-safety-topics/chemicals-in-food/aspartame/index.htm
何が問題なのか?
アスパルテームがヒト健康に有害だとする大量の、誤解を招く根拠のない主張がインターネットなどに溢れている。
(嘘が多すぎるのでそれに対応していると)


Soil and Healthの代弁者によるアスパルテームホルムアルデヒドに関する嘘
Link between aspartame and formaldehyde scaremongering by Soil and Health spokesperson
21 August 2007
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2007/aspartame-and-formaldehyde.htm
Soil and Healthの代弁者Steffan Browningによる根拠のない嘘は人々に実害をもたらす可能性がある、とニュージーランド食品安全局は述べている。
NZFSAの毒性学専門家John Reeveは、「正常な代謝の一環として天然にホルムアルデヒドを生じる食品は数多くある。トマトや柑橘類はアスパルテームより遙かに多くのホルムアルデヒドを生じる。それは正常なことでこの時生じる量で有害ではない」と語っている。
こんな報告を真に受けない人にとっては馬鹿馬鹿しい話である。しかしながら人によっては人工甘味料を避けて砂糖を代わりに摂って肥満や糖尿病のリスクを増やす可能性がある。
科学は明確で、世界中の食品安全機関でアスパルテームが希な代謝病であるフェニルケトン尿症以外の全ての人に安全であると言うことに議論の余地はない。
さらにアスパルテームが危険な量のホルムアルデヒドを生じるという主張は全く馬鹿げている。アスパルテームのヒトでの代謝はよく知られている。
アスパルテームは消化管でフェニルアラニンアスパラギン酸の二つのアミノ酸メタノール加水分解される。メタノール代謝によりホルムアルデヒド、次いで蟻酸に変換される。Soil & Healthの主張に欠けている重要な情報は食べる量が少ないということである。
実際メタノールをもっとたくさん含む食べ物は柑橘類やジュース、トマトなどたくさんある。どのような食品由来であってもメタノールは同じである。
ニュージーランド人はNZFSAが健康を守るための業務を重大に考えて実行しているため安心して良い。