食品安全情報blog過去記事

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FTCはタバコのタールとニコチン量検査法について証言

FTC Testifies on Cigarette Testing for Tar and Nicotine Yields
November 13, 2007
http://www.ftc.gov/opa/2007/11/tar.shtm
FTCは上院の委員会で、タバコの宣伝に関して、特に機械で測定したニコチンやタールの量を使って宣伝されている問題について証言した。
通常「FTC法」と呼ばれる機械を使ったタバコのニコチンとタールの測定法は1967年に初めて認められたものである。その当時、多くの公衆衛生機関は、タバコに含まれるタールの量を減らせば喫煙者の肺ガンリスクが減るのではないかと考えていて、一定の基準に従った測定方法で測定したタールやニコチン含量についての情報が有用だと考えられていた。しかしその後ニコチンやタールの少ないタバコでは喫煙者がより深く吸ったりして意味がないことがわかり、 FTCは1987年にその測定法を廃止している。
FTCはタバコの検査法に関しては、経済活動が主な専門分野の消費者保護機関であるFTCではなく、保健分野の専門家を擁する機関に検討してもらうことを議会に要請している。
FTCはタールの含量宣伝を含む消費者を誤解させるような宣伝の抑制については責任がある。
証言内容は以下。
http://www.ftc.gov/os/testimony/P064508tobacco.pdf