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汚染されたショウガの中国から米国の販売店への長い旅
Wall Street Journal
Tainted Ginger's Long Trip From China to U.S. Stores
November 19, 2007;
Nicholas Zamiska and David Kesmodel
http://online.wsj.com/article/SB119543404007297464.html?mod=googlenews_wsj
2007年7月に、カリフォルニアで販売されていた中国産ショウガから、ショウガには使用が認められていないアルジカルブが検出されてリコールされた事件の報告。
問題のショウガは中国の山東省の数千軒の農家のどこかで栽培され、輸出のために企業が購入して海を渡り、カリフォルニアに到着した。カリフォルニアのModern Trading社が購入したショウガをChristopher Ranchを含む各販売業者に売った。さらにChristopher RanchはSave Martスーパーマーケットを含む各小売店に売った。そしてSave Martで販売されていたショウガをカリフォルニア農薬規制局が検査したところ、アルジカルブを検出した。
山東省の農家は小規模農家で、出荷された積荷は少なくとも50以上の農家の生産したものの混合物で、最終的にどこが汚染源なのかはわからない。中国でもショウガにアルジカルブの使用は認められていない。