食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

遺伝子組換えハプロ不全p16Ink4a/p19Arf マウスにおけるベンゼン(CAS No. 71-43-2)の毒性及び発がん性試験(強制経口投与)

GMM-08
Toxicology and Carcinogenesis Study of Benzene (CAS No. 71-43-2) in Genetically Modified Haploinsufficient p16Ink4a/p19Arf Mice (Gavage Study)
11/27/2007
http://ntp.niehs.nih.gov/index.cfm?objectid=64555CE9-F1F6-975E-70F358B89E76446A
27週間強制経口投与試験において、ハプロ不全p16Ink4a/p19Arf マウスの雄では悪性リンパ腫の発症からベンゼンの発がん性には明確な根拠がある。一方ハプロ不全p16Ink4a/p19Arf マウスの雌では25、 50、100、200 mg/kgの投与量において発がん性の根拠はなかった。
雌雄ハプロ不全p16Ink4a/p19Arf マウスへのベンゼン投与は造血系に毒性を示し、リンパ萎縮と四肢への色素沈着を誘発した。



普通の2年間発がん性試験ではそんなに雌雄差はない。
TR-289
http://ntp.niehs.nih.gov/?objectid=0707525C-0F07-05BF-A16CAC7B0ECC97B5
トランスジェニックモデル動物って難しい