食品安全情報blog過去記事

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2007年10月4日の議事録

Minutes of the meeting held on Thursday 4th October 2007
December 2007
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/wpmin041007.pdf
・アクリルアミドの遺伝毒性評価
E Zeiger博士によるプレゼンテーション:アクリルアミドはin vitroでは点突然変異を誘発しないが染色体異常を誘発し、in vivoでは比較的弱い染色体異常誘発物質である。アクリルアミドとグリシダミドは微小管のKIFC5A結合を阻害しkrp2による微小管分解を阻害する。またアクリルアミドはin vivoでキネシンの運動性を抑制する。こうした作用が染色体異常誘発と異数性誘発を説明できるかもしれない。
Zeiger博士の提示したデータについて質問や議論が行われている。
COMはアクリルアミドの遺伝毒性について報告書を作成すべきであることには合意した。現時点で、閾値があるというデフォルトの推定を変更する可能性は少ないとしている。
・混合物の変異原性についての議論
・トキシコゲノミクスについて
・異数性:発がん性と発がん抑制性両方の作用
など