食品安全情報blog過去記事

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リシン、死亡 米国(ネバダ):疑い

Ricin, death - USA (NV): susp.
29-FEB-2008
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2012366799794130::::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_ARCHIVE_NUMBER,F2400_P1001_USE_ARCHIVE:1001,20080229.0824,Y
[1]ニューヨークタイムスの2月29日の記事より
2008年2月29日、AP通信が伝えたところによれば、モーテルの部屋で男性がリシンと疑われる粉末と一緒に意識不明の重体で発見されたとラスベガス警察が述べた。この事件で7人が入院しているが、残り6人は念のため入院しただけである。
この事件はテロではないと思われる、とFBIのスポークスマンは語っている。
この物質とトウゴマの実は28日にExtended Stay America Motelのスイートルームを片付けていた男性が見つけた。彼はそれが自分のものではないためモーテルの管理人室に届け、管理人は警察を呼んで予備的検査の結果リシンであることがわかった。
モーテルで働いている人3人と警官3人が念のため入院した。誰も中毒症状は出ていない。
リシンの合法的使用は極めて厳しく制限されており、がん研究以外には使用できない。
[2]ニューヨークタイムスのAP通信記事
2008年2月29日に当局は重体で入院した男性のモーテルの部屋から見つかった小瓶からリシンが検出されたと述べた。この男性は2008年2月14日にラスベガスの病院に入院した。彼は息が苦しいと救急要請の電話をしてきた。
入院中の男性は40-50代と見られ犯罪容疑者ではない。意識がないため聞き取りはできない。複数の小瓶はプラスチックの袋に入っていて、部屋にはトウゴマの実もあった。

  • リシン、死亡 米国(ネバダ):疑い 訂正

Ricin, death - USA (NV): susp. corr.
29-FEB-2008
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2012366799794130::::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_ARCHIVE_NUMBER,F2400_P1001_USE_ARCHIVE:1001,20080229.0825,Y
病気の男性が死亡したという報告はない(タイトルが間違っている)

  • リシン 米国(ネバダ)(第2報):疑い

Ricin - USA (NV) (02): susp.
01-MAR-2008
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2012366799794130::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,71623
リシンが見つかったモーテルの部屋から複数の銃器と「anarchist type textbook(無政府主義者のテキスト?)」が見つかったと警察が発表した。この部屋は2週間以上重体で入院している57才男性が最近使っていた。この本のリシンの記述部分に印がついている。
ラスベガス警察はリシンの製造は犯罪であるがこれが男性のものなのかどうか不明であると言っている。
警察官が部屋に入ったとき、部屋には何匹かの動物がいて、犬が一匹死んでいたが彼らは少なくとも1週間は水もエサももらえず放置されていたのでリシンのせいで死んだのかどうかわからない。
リシンの専門家であるTom Obrigによれば、数年間で700件以上のトウゴマの実を食べて自殺しようとしたという報告があるが、大抵失敗している。毒素を放出させるには適切にかみ砕く必要があるからである。

  • 続報

ユタ州の家を捜索
http://www.nytimes.com/2008/03/03/us/03ricin.html?_r=1&hp=&adxnnl=1&adxnnlx=1204518049-Hs9jmPM+jnCnKIajYjfwuQ&oref=slogin
入院中の男性の名前がもう出ている。Roger Von Bergendorff氏。
彼はコンピューターグラフィクスアーティストで、作品のいくつかはSF小説の挿絵に使われていた。長く動物を飼っていてホテルの部屋には猫3匹と犬1匹を連れていた。

  • FBIより

リシン調査 更新
UPDATE ON THE RICIN INVESTIGATION
03/02/08
http://www.fbi.gov/page2/march08/ricin_030208.html
FBIラスベガス事務所とソルトレークシティ事務所は、ネバダのホテルの部屋でリシンが見つかった事件の多機関調査に関与している。
現在言えることは
・ 2月28日にラスベガス事務所に地元警察から、一人がリシンに暴露されたとの通報があった。この人は現在入院している。
・ この調査のラスベガスに関することはラスベガス警察が主導している。 FBIはソルトレークシティ事務所がこの問題の調査を主導している。他に多くの執行機関や公衆安全機関がFBIと協力している。
・ 調査の初期段階ではあるがこの事件はテロとは関係がなさそうだ。
・ 3月2日日曜日の朝、裁判所に捜査令状が認められたのでソルトレークシティ事務所は、Rivertonの自宅とWest Jordanの3つの倉庫を含むこの入院患者に関連した4カ所の捜索を行った。
・ これまでのところネバダ州やユタ州の一般の人々に健康上の脅威はない。