Global action on health systems: a proposal for the Toyako G8 summit
The Lancet 2008; 371:865-869 http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673608603840/fulltext
貧しい国も豊かな国も、世界中の政府が医療制度について困難な問題を抱えている。
日本は世界最高の医療制度を持ちその経験が役に立つかも・・と言っているのだけれど、その日本では医療崩壊が問題になっている。
一方アメリカではこんなニュースが。
- オレゴン州の健康保険くじ
NAS
Oregon's Health Insurance Lottery
March 7
http://www.nationalacademies.org/headlines/20080307.html
今週オレゴン州は当選者が無料で医療サービスを受けられる抽選を始めるとAP通信が報道した。1月以降参加者は8万人以上だが3000人しか受けられないだろう。
オレゴン州の医療保険カバー数は1995年に最高で132000人だったが、景気後退と歳出削減のため2004年には新規加盟を受け付けなくなっている。最近3000人分についてだけなんとか予算を取った。オレゴン州の無保険者は60万人以上と推定されている。
- ワイスのホルモン補充療法薬によって乳ガンになったと主張する患者が巨額の賠償金を求めた裁判
http://news.google.co.jp/?ncl=1140016066&hl=en&topic=b
桁が1000万ドル以上（数十億円）
同様の訴訟が5000件以上
- 自閉症患者に賠償金を支払うことが決まった
Deal in an Autism Case Fuels Debate on Vaccine
March 8, 2008
http://www.nytimes.com/2008/03/08/us/08vaccine.html?ref=health
非常に希なミトコンドリア疾患を持つ子どもの症例。その固有の疾患をワクチンが悪化させた可能性があると当局が認め、両親はミトコンドリア疾患そのものがワクチンのせいだと主張している。いずれにせよワクチン忌避宣伝には効果的。
