食品安全情報blog過去記事

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フードサーベイランスニュース 2008年秋

Food Surveillance News - Autumn 2008
17 March 2008
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/foodsurveillancenewsletter/autumn2008.cfm
・ 生卵の不適切使用が食中毒と関連する
・ カルバミン酸エチル暴露
カルバミン酸エチル(EC)はパンや醤油、ヨーグルト、酒などの発酵食品に天然に生じる物質で、2007年にIARCがヒト発ガン性分類をグループ2Bから2Aにした。ECのヒト暴露量削減のための対策がとられ、アルコール飲料中濃度が低下している。例えばヘルスカナダでは発酵アルコール飲料の製造に遺伝子組換え酵母の使用を認め、このおかげでEC濃度を89%と大幅に削減できた。FSANZはオーストラリアの食品やアルコール飲料中ECのモニタリングを行った。結果の概要は図1に示す。
全部で食品225、アルコール飲料90の合計315検体を調査し、食品からは醤油1検体以外は検出されなかった。アルコール飲料についてはppbレベルで検出されている。

・ 急性胃腸炎ニュージーランドで毎年労働日数500万日の損失になっている
・ オーストラリアのPBDEs暴露量は低い
FSANZは35食品を調べ、そのうち30検体からPBDEが検出された。暴露量推定を行いMOEを計算した。
・ 食品回収に注目
など