食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ダイオキシン、バッファローモッツァレラチーズ、イタリア(カンパーニア)

Dioxin, buffalo mozzarella cheese - Italy: (Campania)
27-MAR-2008
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2816081769987960::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,71975
[1]情報源Fri 21 Mar 2008 Reuters Health
警察がイタリア産モッツァレラチーズダイオキシンを捜査
ナポリ近傍の警察が、暴力団の不法廃棄物投棄に関連して水牛に与えられた飼料にダイオキシン汚染があったかどうか調査している。
1月にナポリとカンパーニア地方のゴミ処理システム停止により家庭ゴミがあふれたため、健康危害の恐れがあるとして1月にモッツァレラチーズの販売が40%落ちた。さらなるダメージを止めようと生産業者はイタリアの新聞に3月21日、 加盟業者は捜査対象になっていないとする全面広告を掲載した。農業組合は汚染があるのはモッツァレラチーズ生産業者のごく一部であると主張している。
イタリアのモッツァレラブランドを守るために「腐ったリンゴ」をいち早く選り分けなければならない。
Camorraと呼ばれるナポリのマフィアがカンパーニア地方で産業廃棄物を不法に投棄し燃やしたことで水や土壌や空気が汚染された。

[2] Wed 26 Mar 2008 The Guardian
イタリアは83の酪農場を封鎖した
イタリアは5つのうち1つ近くのモッツァレラチーズ製造業者が基準値を超える濃度のダイオキシンを含むチーズを作っていたことを発見して83の酪農場を封鎖した。韓国と日本が輸入を停止した後、イタリアの最も有名な特産品の健康への悪評を払拭するため、イタリア保健当局は安全性確保のための特別なチェックを行うとしている。外務大臣のMassimo D'Alemaは国際的な警報は「総じて誇張されていて不当である」と述べている。
保健省の検査では、ダイオキシン濃度はEU規制よりやや高い程度で、130のチーズ製造工場中25カ所のミルクで高かった。
封鎖された農場は今年初めのゴミ危機と関連すると政府は考えている。ゴミ捨て場が満杯になったため、地元の人がゴミの山を通りや屋外で燃やした。さらに産業廃棄物も関与している。
ダイオキシンはごみそのもののせいではなく、燃やしたものから生じて煙から土壌に降下した。
一部のナポリのモッツァレラ販売店では自分たちの販売しているチーズは安全であるとの表示をして販売している。日本と韓国は輸入を停止し、EUはイタリア政府に安全性の確認を要請した。日本の厚生労働省担当者は汚染のある業者の名前を知りたいと言っている。どこの業者に問題があるかわかればそれ以外の業者からの輸入は認められるだろう、と彼は言った。

[3] Thu 27 Mar 2008 Reuters
イタリアはEUに汚染されたモッツァレラは輸出されていないと語った
イタリアは欧州委員会に対し、ダイオキシン汚染のあるモッツァレラチーズは輸出されていないことを確認した。EUにも第三国にも輸出されていない。

(汚染濃度の記述なし)