食品安全情報blog過去記事

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プレスリリース:助言更新−小さい子ども向けの咳及び風邪薬

Press release: Updated advice - Over-the-counter cough and cold medicines for young children
27 Mar 2008
http://www.mhra.gov.uk/NewsCentre/Pressreleases/CON014446
保護者は咳や風邪の子どもに対して、熱を下げるにはパラセタモールかイブプロフェンで治療し、咳がある場合にはグリセロールやハチミツやレモンのような単純な咳止めシロップを使うように。ミルクを飲むのが困難な赤ちゃんに対しては鼻水が薄く出やすいように生理食塩水の点鼻を推奨する。鼻づまり解消には、子どもの服などに使える揮発性塗り薬や吸入充血除去剤も使用できる。
ヒト用医薬品委員会(CHM)はOTC子ども用咳や風邪薬を評価し、ある種の製品については2才以下の子どもには使用すべきでないと助言した。
製薬業界は2才以下の子ども向けの用法・用量表示を除外し、2-6才向けの使用方法に改定することに任意で合意した。対象製品については全て変更中である。新しい助言を反映した製品は2008年10月までに市販されるであろう。
2才以下に使用できなくなる成分は
・ ブロムフェニラミン、クロルフェナミン、ジフェンヒドラミン抗ヒスタミン剤
・ デキストロメトルファン、フォルコダイン(鎮咳薬)
・ グアイフェネシン、吐根(去痰薬)
・ フェニレフリン、プソイドエフェドリンエフェドリン、オキシメタゾリン、キシロメタゾリン(充血除去剤)
(主な理由は過剰投与の可能性があるため。)


Over-the-counter cough and cold medicines for young children - Urgent clarification notice
27 March 2008
http://www.mhra.gov.uk/NewsCentre/CON014457
一部メディアが以下の製品を完全に販売禁止されると報道しているが、新しい助言と使用方法を記載した包装に改定した後再度販売される。2才以上の子どもについては薬剤師の指導の下今後も使用できる。