Use of omega-3 free fatty acids does not appear effective for preventing relapse of Crohn disease
8-Apr-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-04/jaaj-uoo040308.php
JAMAの4月9日号に発表された論文。
慢性炎症性腸疾患であるクローン病に、抗炎症作用があるとされるオメガ3脂肪酸が有効である可能性が示唆されていた。そこで2003年1月から2007年2月までの間、カナダ・ヨーロッパ・イスラエル・米国の98のセンターで大規模臨床試験(Epanova Program in Crohn’s Study 1 [EPIC-1] 及びEPIC-2)が行われた。
EPIC-1では188人のクローン病患者にオメガ3脂肪酸を、186人にはプラセボが投与され、EPIC-2ではそれぞれ189人と190人であった。いずれの試験でも二つの群の間にクローン病再発率に差はなかった。
JAMA. 2008;299[14]:1690-1697.
与えた脂肪酸の量は1日4g。
