食品安全情報blog過去記事

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飼料添加物として認可されているハロフジノン臭化水素酸塩の非標的飼料への交差汚染− CONTAMパネルの意見

Cross-contamination of non-target feedingstuffs by halofuginone hydrobromide authorised for use as a feed additive [1] - Scientific opinion of the Panel on Contaminants in the Food Chain
21/04/2008
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1178701242025.htm
ハロフジノン臭化水素酸塩はニワトリやシチメンチョウに最終飼料中2-3 mg/kgの濃度で認可されている非イオノフォア植物由来コクシジウム抑制剤である。配合飼料作成の際の交差汚染により標的動物以外の動物が暴露される可能性がある。
限られた耐性試験に基づき、ハロフジノン臭化水素酸塩を3mg/kg含むニワトリやシチメンチョウ用飼料を非標的動物が偶々食べることでウサギやガチョウ、ウズラなどに有害影響を与える可能性がある。また最大量を含む飼料の10%の交差汚染飼料からの摂取量はNOELの約半分で、非標的動物への有害影響はおこりそうにない。
トリでの残留物質がどのようなものでそのような毒性があるのかわからないため、消費者への影響については結論できない。