食品安全情報blog過去記事

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砂糖代替品の安全性

It's Your Health
The Safety of Sugar Substitutes
2008-04-25
http://www.hc-sc.gc.ca/iyh-vsv/food-aliment/sugar_sub_sucre_e.html
カナダ人は甘いものが好きだけれどカロリーが気になる。そのため各種砂糖代替品(天然物由来であっても通常人工甘味料と呼ばれる)が開発され使用されている。しかしながらメディアやインターネットでしばしば矛盾した報道がなされているため安全性が心配だという人もいる。
背景
カナダで認可されている砂糖代替品は、アセスルファムKアスパルテーム・エリスリトール・ネオテームスクラロースソルビトールラクチトールなどの糖アルコール・ソーマチンなどである。これらはソフトドリンクやデザートやお菓子などに使用されている。このうち最も有名なものが1981年から使用されているアスパルテームであろう。
砂糖代替品のリスクとベネフィット
砂糖代替品は甘いものが欲しい糖尿病患者には有用である。体重を維持しながら砂糖の摂取量を減らせる。どのような食品であっても最も大切なことは適度に摂ることでる。例えば糖アルコールを含む食品を摂りすぎるとお腹が痛くなったり下痢したりする。
遺伝子疾患であるフェニルケトン尿症の患者はフェニルアラニンの摂取を制御しなければならないので、フェニルアラニンを含むアスパルテームは使用された製品に表示が必要である。
アスパルテーム過敏症だと主張する人がいるが、研究者が臨床上確認した患者はいない。現在調査中である。妊娠中に砂糖代替品を食べても健康リスクはない。しかし健康な妊娠に必要なエネルギーを確保するため食べ過ぎは避けるべきである。(妊娠中にダイエットするなということ)
以下参考情報へのリンクなど