食品安全情報blog過去記事

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食品による子ども窒息このように予防してください

 (危害管理課 2008.06.02)
http://www.kfda.go.kr/open_content/news/press_view.php?seq=1480&av_pg=1&menucode=103004001&textfield=&keyfield=
食品医薬品安全庁は食べ物による子どもの窒息を予防するために、急停車する可能性がある車中や揺れる飛行機の中で食べたり、食べ物を口に入れたまま話をしないようにお願いする。
食薬庁はこのような内容を含む「キャンディーや堅果類などによる子どもの窒息予防と窒息の際の応急処置方」広報資料を5月30日に配布したと発表した。
食薬庁が配布した窒息予防のための注意事項には以下のようなものが含まれる
・ 幼児などは食べ物で窒息しやすいので堅果類やブドウ、プチトマトなどを食べる時には保護者は細心の注意が必要。
・ 食べ物は飲み込みやすい大きさに切って、よくかんで食べる
・ ピーナッツなどは気管支に入りやすいので3才までは食べさせない。急停車する可能性がある車中や揺れる飛行機の中では食べさせない。
・ 寝転がったり遊んだりしながら食べない。
・ 食べ物を口に入れたままおしゃべりしたりテレビを見ながら食べたりしない。
・ 食べ物を放り投げて口で受け取って食べたりしない。
・ 食事中に幼児をびっくりさせない。
・ 幼児に食べ物を無理強いしない。
・ 大きい子どもが小さい子どもに危険な食べ物を与えることがあるので注意する。
・ 嚥下障害がある場合は窒息しやすいので十分に気をつける。
今回配付した広報資料は韓国消費者院の「子ども誤飲事故安全実態調査報告書」(2008年4月)と日本の厚生労働省の「食品による窒息」調査報告ををもとに作成した。
幼児は奥歯が未発達なため前歯で食べ物を噛むためピーナッツや豆やコンニャクゼリー、チョコレートなどの小さな食べ物が気道に入って窒息の原因になる。
実態報告書によれば、窒息事故の年齢別で1-3才が全体の54.7%(127件)、4-6才が19.3%で、6才以下の子どもの事故が子どもの事故のうちの84.8%をしめた。このうち食品による窒息は2007年は37件で堅果類13件、キャンディー類7件、骨や刺6件、お菓子類4件その他7件となった。
食薬庁は幼児の気道が塞がれて3-6分経つと死亡する場合があるので、万が一の場合に備えて応急処置法についても熟知しておくようお願いする。



厚生労働省の報告とは多分これ
食品による窒息事故に関する研究結果等について
http://www-bm.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/chissoku/index.html