食品安全情報blog過去記事

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子どもの最初の一年に母親の影響は決定的

Mothers’ influence is decisive in tots’ first year
23 June 2008
http://www.springer-sbm.com/index.php?id=291&backPID=121&L=0&tx_tnc_news=4539&cHash=8eee953c65
人生の最初の1年間に母親が子どもとどう相互作用するかが後の子どもの行動と強く関連する。母親の養育スタイルと赤ちゃんの気質の両方が子どもが大きくなってからの問題行動を信頼性高く予想する。
4-13才の1800人以上の子どもの気質(赤ちゃんの活動量、恐怖心の強さ、予想しやすさ、ぐずりやすさ、機嫌の良さなど)と母親の赤ちゃんとの関わりかた(知的刺激の与えかた、子どもの要求への対応、体罰の使用など)について調査した。子どもが大きくなってからの問題行動としては盗みや嘘、学校での先生とのトラブル、家庭や学校での反抗、いじめや悪いことをしたときの反省の無さなどが含まれる。
その結果子どもの気質と養育スタイルの両方が大きくなってからの問題行動を予想することが示された。むずかることが少なくて母親が知的刺激を上手に与えた赤ちゃんは問題行動をおこすリスクが低い。早くからの体罰は非ヒスパニックのヨーロッパ系アメリカ人の問題行動の指標になるがヒスパニック家庭ではそうではない。
Journal of Abnormal Child Psychologyに発表された。
(添加物気にしてイライラするよりおおらかな気持ちで子育てする方がいいんじゃないかと)