2008-07-03 無煙煙草とがん IARC Lancet Oncology 2008; 9:667-675 Smokeless tobacco and cancer 無煙煙草の使用は米国とアジアの疫学データでは口腔がんのリスクを上昇させる。北ヨーロッパの疫学研究では確認されていない。食道がんと膵臓がんのリスクも増加する。肺がんについては一貫した結果は出ていない。インドやスーダンでは口腔がんの50%以上は無煙煙草が原因であるとされるが米国男性では口腔がんの約4%、スウェーデン男性では食道がんと膵臓がんの20%が無煙煙草が原因とされる。