食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

提案されている非ダイオキシン様PCBのEU最大規制値はまだ高い

03.07.2008
http://www.bfr.bund.de/cm/208/vorgeschlagene_eu_hoechstgehalte_%20fuer_nicht_dioxinaehnliche_polychlorierte_biphenyle_nd_pcb_sind_noch_immer_zu_hoch.pdf
PCBは最も毒性の高い部類の環境中汚染物質で、製造は禁止されている。環境中に残留するため乳や肉などの動物由来食品の脂肪から今でも検出される。PCBには多数の同族体があり、そのうちダイオキシン類似のもの12種類についてはEU規制値が存在する。非ダイオキシン様PCB(ndl PCB)については食品に良く検出される6種の合計(Σ6PCB)について総量規制が検討されている。
BfRは2006年の提案について高すぎるという意見を出しているが、2008年の新しい案でもまだ高く、さら低い値にすべきと考えている。
(規制値は食品によって違う、表あり)