食品安全情報blog過去記事

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クローン肉についての入り交じったメッセージ

Mixed messages on cloned meat
Andrew Wadge
July 30th 2008
http://www.fsascience.net/2008/07/30/mixed_messages_on_cloned_meat
私は金曜日は職場にいなかったが、クローン肉が安全かどうかについてのメディア報道におどろいた。Daily Mailは「EUの食品安全機関がクローン肉にノーと言った」と伝え、Guardianは「EUの食品安全機関はクローン肉は食べても安全だと言った」と報道した。
新聞の食品に関する報道はしばしば面白いが、混乱した読者は誰を信じればいいのだろう?
EFSAが助言したのは健康なクローンブタやウシやその子孫由来の食品に食品安全上の違いはないが、動物の健康と福祉について重要な懸念があるということである。英国では我我が既に消費者のクローン動物に関する認識について調査を行っており、その調査では人々がクローン動物の食品としての使用に強く反対していることを示している。
EFSAは研究の数の問題から、リスク評価には不確実性があることを認識しており、さらなるデータの収集を薦めている。従って一般の人々がクローン動物を普通の食品の一部として受け入れるにはもう少し時間がかかるだろう。