食品安全情報blog過去記事

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EFSAは疾患リスク削減と子どもの健康に関する食品の健康強調表示について最初の意見を採択

EFSA adopts first opinions on health claims made on foods relating to disease risk reduction and children’s health
21/08/2008
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902056325.htm
EFSAのNDAパネルは疾患リスク削減や子どもの発育や健康に関する強調表示についての一連の意見の最初のものを採択した。NDAパネルの科学者は子どもの健康に関するもの5つと疾患リスク削減に関するもの3つの合計8つの強調表示について科学的根拠を評価した。この意見では申請者が提出した健康強調表示案が科学的に立証されているかどうかを評価しその結果と結論を説明している。この科学的助言は欧州委員会と加盟国に提供され、そこでこれらの健康強調表示を認めるかどうかの次のステップにすすめられる。
EFSAのNDAパネルの議長であるAlbert Flynn教授は「EFSAによる独立した評価は消費者は表示を信頼したいと願うため重要である。申請者から提供された全てのデータは単一の基準により評価される。NDAパネルの意見は提出された根拠の質を反映しリスク管理者に必要な科学的助言を提供する」と述べている。
最初に採択された一連の意見は申請内容の多様性を反映している。適切なデータのあるものもあればないものもあった。疾患リスク削減や子どもの発育や健康に関する強調表示には、EFSAが2007年に発行した申請者向けガイドラインに沿って提出された科学的データの評価が必要である。このガイドラインでは、企業が提出すべき情報の種類について説明している。
EFSAの役割は健康強調表示が科学的根拠によって立証されているかどうかを検証することであり、意見は申請を受け取ってから5ヶ月以内に出すことになっている。現在EFSAにはそのような申請が220件提出されている。