食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

NCC全国消費者協議会(英国)
資金不足が国民の健康を蝕む
Credit crunch eats into nation’s health
Mon, September 01 2008
http://www.ncc.org.uk/news_press/pr.php?recordID=407
主要スーパーマーケットチェーンが砂糖や脂肪の多い食品を安売りしている。
英国の8つのスーパーマーケットチェーンの、消費者がより健康的な食品を食べることを促進している度合いをランキングした。前回の調査で改善したものが今回は悪化したと嘆いている。
http://www.ncc.org.uk/publications/cutprice.pdf
栄養表示、独自ブランド製品の塩分含量、宣伝している商品が健康的なものかどうか、レジの横にお菓子を置いてないか、子どもの見やすいところにお菓子を陳列していないかなどを評価したもの。
例えば「今日の特売品」が野菜や果物ならOK、脂肪や砂糖の多い商品だと×という評価。


一方英国小売り協会(British Retail Consortium)はこの報告に反論
小売りの健康的な食生活に関する報告書は誤解を招くものだ
RETAIL HEALTHY EATING REPORT “MISLEADING”
September 1, 2008
http://www.brc.org.uk/details04.asp?id=1427
昨年3月の一時期に安売り対象になった製品だけを取り上げて健康的でないと批判するのは間違っている。そのような調査は一年を通したバランスを見るべきであり、野菜や果物は特に春や夏に安売りが多いし、クリスマスやイースターにはお菓子が多く販売されている。今回の調査はイースターの前に行われたからお菓子が多かっただけ。3月の結果と7月の結果を比べるのは意味がない。


(食生活の問題が消費者団体に言わせると学校とか小売店とか製造業者を批判・糾弾する方向になってしまうのはどうしてなんだろう。お菓子売り場は日本が充実していて楽しいのに。)