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シドニーモーニングヘラルド
自宅出産の赤ちゃん死亡
Home-birth baby dies
September 14, 2008
http://www.smh.com.au/news/national/homebirth-baby-dies/2008/09/13/1220857899000.html
母親が医師や看護師の要請を無視して医療の援助無しで自宅で出産して新生児が死亡した。
最近医療を避けて自宅で出産したがる女性が増えていることに母子保健の専門家は警鐘を鳴らしている。
先週日曜日死亡した赤ちゃんについては、3日前に医師が母親に赤ちゃんは元気だが母親の帝王切開の傷が裂けることを含めたリスクが大きいため直ちに入院して産むことを薦めた。しかし母親が医療介入を拒否し自宅で死産した。医療スタッフではないが自らの経験をもとに、出産時や出産後の母親に対する感情的支援を行う「ドゥーラ」二人と資格のある助産師が呼ばれていたが到着は遅すぎた。父親によるとドゥーラは彼に赤ちゃんが死んだのは胎内で感染したためと語った。病院にいれば赤ちゃん生きていたのだろうか?
オーストラリア助産師大学はリスクの低い妊婦について資格のある助産師がいて病院近くでの自宅出産は支援している。助産師は胎児の心拍数をモニターし、抗生物質を投与し、生まれたときに呼吸していない赤ちゃんの呼吸を再開し病院への緊急搬送を手配できるように訓練されている。
最近2年の間に医師や助産師を伴わない「フリー出産」が急激に 増えている。
この赤ちゃんは剖検されるが、専門家はグループB連鎖球菌感染を疑っている。
オーストラリアではルーチンで妊娠36週で検査し陽性の場合赤ちゃんを守るために抗生物質を投与することになっている。
(「自然が一番」信仰は先進国共通らしい)