食品安全情報blog過去記事

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FDAは乳児用ミルクについて健康助言を発表

FDA Issues Health Information Advisory on Infant Formula
September 12, 2008
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2008/NEW01883.html
中国産乳児用ミルクの汚染情報に関して、FDAは本日助言を発表する。これは米国で製造・販売されている乳児用ミルクには汚染は報告されていないことを米国民に確認するためである。米国で販売が認められている中国産乳児用ミルクは存在しないが、アジアンコミュニティーの特定市場で中国産ミルクが販売されているかどうかをFDAの調査官が調査中である。
FDAは保護者に対し中国で製造された乳児用ミルクを与えないよう助言する。そのようなものは米国で製造された適切なミルクに代えるべきである。
FDAは汚染情報に対して直ちに対応し、米国でミルクを製造・販売している業者から中国産ミルクや原料は使用してないかどうか情報を受け取っている。米国で販売が認められているミルクベースの乳児用ミルク製造業者はAbbott Nutritionals、Mead Johnson Nutritionals、 Nestle USA、PBM Nutritionals 及び Solus Products LLCである。他に英国のSHS/Nutriciaがミルク成分を含まないアミノ酸ベースの乳児用ミルクを販売している。
我々は州当局に、店で販売されている中国産ミルクは撤去すること、アジアンコミュニティーに中国産ミルクは使用しないよう警告することを要請している。
中国では中国産乳児用ミルクにより多くの乳児が腎臓結石になったと報告されている。中国産ミルクにメラミンが入っていた。メラミンはミルクの蛋白価を上げるのに使われ、腎臓結石を作る。