食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

Irish Times
Warning over safety of food supplements
Tuesday, October 14, 2008
http://www.irishtimes.com/newspaper/health/2008/1014/1223680492195.html
Dr Martin Danaherがアイルランド市場で販売されているラン藻サプリメントを調べたところ汚染されている製品が多数見つかった。オレゴン州クラマス湖産のラン藻サプリメントには肝毒性のあるミクロシスチンがいろいろな濃度で含まれていた。アイルランド毒性学会で発表する。
サプリメントが健康な食生活の代わりになると考えてはいけない。健康にはバランスの取れた食生活と定期的な運動が最良の方法である。
(ミクロシスチンはアオコの毒素)

  • 魚の水銀毒性が危険である新しい証拠

NEW EVIDENCE HIGHLIGHTS DANGERS OF MERCURY TOXICITY IN FISH
October 7, 2008
http://www.diagnosismercury.org/index.php?page_id=268
Dr. Jane Hightowerという医師が魚の水銀が危険だという本を出したらしい
根拠というのは彼女が独自の基準で水銀中毒と診断した患者。症状は吐き気がする・疲れる・集中できない。そして政治的に水銀の危険性が知らされていないという陰謀に気がついたのだそう。
(水銀の代わりに何を入れてもいいような)

  • 学校で禁止のあとは砂糖2杯まで

BBCより
Two sugars rule after school ban
Tuesday, 14 October
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/south_east/7669029.stm
Tonypandy 地域短期大学の6年生が砂糖禁止に反対して校長の支持を受け、スプーン二杯までは入れてもいいことになった。
最近のウェールズの学校でおこった「健康的な食品」ガイドラインを巡る騒動の一環である。学校食堂で、塩分が多いからとトマトケチャップやマーマイト(ペースト)が廃止されたりしている。
Tonypandyでは紅茶に砂糖を入れてはいけないと言われて生徒が驚いた。もしそれがカフェでの出来事だったら、おこって店を出るだろう。生徒たちは反発して食堂はもう使わない、代わりに近所のカフェに行く、と主張した。校長によれば、「健康的な食事」が導入されてから生徒たちの食堂利用率は既に急激に下がっていた。生徒会長のEmma-Jayne Morgan16才は校長の支持のもとに地元の首長に抗議の手紙を送った。「こんな方法では肥満や健康問題は解決しない、と。若い人たちに特定の食品や飲料を禁止することは、単に彼らに他の方法で買おうという意志を強くさせるだけ。」校長は、政府の健康的な学校という政策のもとで学校食堂で提供できない食品が増えつづけることを心配している。

(イギリス人は食に関しては本当に発想が貧困なんだ・・。脂肪・砂糖・塩分の多い食品は全て禁止にすればみんなが健康になる、わけないじゃん。チーズも卵の黄身もベーコンも脱脂してない牛乳も白いパンも「悪い」食品に分類するなんて気が狂ってるとしか思えない。FSAがそんなことをいってるわけではなく、何故か「学校」関係者になるとそうなる。詳細はSchoolFoodTrust参照
http://www.schoolfoodtrust.org.uk/content_subpage.asp?ContentId=410
そういえばハリーポッターの食べ物はちっとも美味しそうでなかった・・本の話。)

  • ボトル入り水の質調査:10の主要ブランド、38の汚染物質

EWG
Bottled Water Quality Investigation: 10 Major Brands, 38 Pollutants
October 2008
http://www.ewg.org/reports/bottledwater
ボトル入りの水には殺菌副生成物や肥料や鎮痛薬が含まれる
汚染は水道水と同じ程度。水道水については毎年検査結果が公表されているがボトル入り水のメーカーはそのようなデータは発表していない。消費者はボトル入りの水の方がきれいだと信じて買っているがそのようなものではない。
(珍しくEWGと結論が一致した・・水道水で十分)