食品安全情報blog過去記事

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最大規模の子ども健康研究が行われる

Largest Children’s Health Study Ever Gets Underway
October 16
http://www.nationalacademies.org/headlines/20081016.html
2009年1月に、10万人の母親になる予定の女性が参加して環境などの子どもの健康への影響を調べるこれまで最大規模の全国子ども研究NCSが始まる。この研究は特に自閉症や喘息、学習障害、肥満などに焦点をあてている。この研究では母親の妊娠中の食事からプラスチックに含まれる化学物質までのあらゆるものを調べ、子どもたちが21才になるまでフォローする。
初期の予備試験ではノースカロライナとニューヨークでのみ参加者を募るが、全国を対象にした試験は2010年夏に開始する。最初のデータが得られるのは2012年からと予想されている。
今年5月にNRCとIOMは全国子ども研究計画のレビューを発表している。この報告書では、もしこの研究が適切に行われれば、そこから得られるデータはいろいろな仮説を研究するのに役立つであろうと結論している。さらにこの研究計画の欠点についても指摘しており、NCSの関係者はそのような助言をポジティブに受け入れている。

(母親の生活環境や生殖補助医療、遺伝要因、物理的環境や社会的地位、メディアの利用度などあらゆるものを調べる。日本でもこういう研究こそ必要なのに)